こんにちは!ゆんゆんふぁいたーです。
久しぶりにやってしまいました!
習近平のうんコロナのせいで早く帰って、暇過ぎて暴れまわる息子のためにおもちゃを買いに行こうとして高速旋回した瞬間!
バゴガゴ…。
インタークーラーのパイピングのあたりはもう5センチくらいしかつながっていません…
というわけで、見事にフロントハーフエアロがバキバキになってしまいました。下部はガッツリ面がズレています。
後端は磨り減って角がなくなり…
インタークーラーのパイピングに接していた部分の割れは面ズレしていないものの激しくヒビ入ってます。
今回はまず、下部を治す前に上部と後端を直します。理由は、面ズレした部分を修復のために切開するとバラバラになる可能性があるからです。
というわけで準備したのは手積みFRP用ポリエステル樹脂、グラスマット(クロス)、グラスマット(ボサボサ)、ブックリ、ワイヤーブラシ、養生テープ、ドリルとサンドペーパーアタッチメントです。
ドリルとサンドペーパーアタッチメントは以下のように使いますがとても使いやすいのでオービタルサンダーよりオススメします。
まずは足ツケのために、裏側をワイヤーブラシとペーパーアタッチメントでゴシゴシします。
この作業を怠ると貼り付けたマットがごっそり剥がれてパテ割れしたりしますので、しっかりしましょう。
ただ、下の写真のような角部は難しいですよね…そこは電動工具ですよー!!
終わったらしっかり脱脂しましょう、ブレーキクリーナー(通称ブックリ)でしっかり洗い流し、乾燥させます。ここも大切ですのでケチらずじっくりやります。
そしたら、面と面のツラ具合に細心の注意を払いながら養生テープで接合します。
特に面と面が1つの面になるような位置は注意して下さい1mmズレるだけで後に面出しするのに死ぬほど苦労します。
だから今回下部の激しい割れは後回しにしてますから…
そして、忘れてはいけないのが全体形状です。湾曲したフロントハーフなどは重力や反発がありますので、端同士をテープでつなぎ、テンションをかけましょう。
さて、ここまできたらFRPの準備をし始めます。まずはマットですが、クロスタイプとボサボサタイプの使い分けは厚みです。
修復箇所の裏面が車体に接触するような位置の場合、補修により分厚くなったことで装着できなくなることがあります。
その場合は薄いクロスタイプを使用します。
逆にスペースがある場合は強度が出るボサボサタイプを使います。貼り付ける位置に合わせてキレイにカットしましょう。
そしてここでポリエステル樹脂を紙皿に出します。溶剤を含みますし、発熱するので紙が一番です。
その後硬化剤を入れますが、しっかりピペットを使って適量入れましょう。ミスると固まらなかったり、あっというまに固まったりします。
ゆんゆんふぁいたーは過去に電子たばこを使っていたので、そのリキッドのピペットを愛用しております。あ、すでにたばこはやめました。
さて、ここからマットを貼るのですが、さすがに一人で撮影しながらはできないので写真は無しです。ゆんゆんふぁいたー流マット貼りを下に示します。
①樹脂を混ぜる:割っていない割り箸でとにかくしっかりかきまぜます。混ざってないと固まりません(笑)
②マットに樹脂を染み込ませる:割り箸を割って、箸として使用し、グラスマットを掴んFRPにつっこんで染み込まる。
③貼り付け。箸でつかんでそのままエアロにオンします。現在まで何度も補修しましたが、この方法か、ビニール手袋で直貼りが一番です。
出来上がるとこんな感じ。エアはしっかり抜きましょうね。クロスは3重貼りです。
後端の角部もしっかり貼れました!
ちゃんと硬化剤が入っていれば1時間ほどで実用強度まで硬化します。こちらは2重貼りですね。
いかがでしょうか、表はともかく、貼るだけ補修ならこんなに簡単です。これでバラバラになることは無くなります。
翌朝!仮固定のテープをはがすと…
2箇所ともしっかりくっついています!これで次のエグい方の割れ修復に進めそうですね!
ちなみに、夕方45分くらいでここまでできます!エアロがバキバキでテープだらけの方、是非ここまではやってみてください。誰でも出来て楽チンですので。
次回は激しい割れの補修と表面の修復をお伝えいたします!是非ご覧ください。
ゆんゆんふぁいたー