はーい!こんにちは★
ゆんゆんふぁいたーのお時間です。今回も息子たちと始めたラジコンドリフトネタ。
〇経緯
前回も3Dプリンタータイヤをおとどけしたのですが、いくつか問題点があります。それは、ABS材特有の問題、「硬度」です。
その結果、ドリフトはできますし、楽しく滑らせれるんですが、とにかく前に進まない!!600馬力の車に3年落ちのワンリ215/45R17ってかんじです。
そこで、なんとか改善を試みて、トレッド面にビードシーラーをぬってみたのですがすぐにはがれてしまいました。
今のABSよりも柔らかいTPUなどで造形するという方法もありますが、あれ、ちょっと柔らかすぎるのですよね・・・グリップ用タイヤになってしまうと思います。
そこで、今回はABS造形のタイヤに一部グリップ力の高い樹脂を充填することにしたわけです。
〇改良設計
今回は以下の通りが改良盛り込み項目となります。
・ホイールオフセットを1.5mm内側に入れる(ボディとの干渉対策)
・トレッド面中央に大きい溝を追加
・トレッド面の細かいパターンを廃止
・スポークの厚みと、内側の厚みを下げて、フィラメント使用量を低減
前回は以下のような形状でした。スポークが分厚くて、内リムも結構肉厚ですね。
そこで、今回は、スポークを薄肉化、溝を追加したので一部肉厚にはなっています。
というわけで、出来上がったのがこちら。
溝がすごくめだちますね・・・でも、仕方ないのです。異種材によるグリップ改善を狙うためです。ちなみに、これだと横グリばかり上がりそうですよね?
縦グリが上がらない場合は、細かく溝を横方向にきるつもりですが、とりあえずこれで行きます。
〇造形準備
いつもと同じくQidiPrintで設定します。
ABSでインフィルは50%、ウォールライン数を3にしている点以外は、ほぼ標準設定です。あ、サポートとの隙間は少し広げています。外しにくいですからね。
〇造形
いつもの通り、青いダサイフィラメント(残り物)で造形します
はい、ポン♪3時間程度で完成します。
このように、溝は残念ながらサポートがのっかってきます。外すのがめちゃめちゃめんどくさいですが、今回の異材タイヤを作るためなので仕方ありませんね。
外すとこんな感じ。この溝の内面がザッラザラなのは狙い通り。充填した樹脂の滑り止め、外れ止めとなってくれることを想定してます。
〇異材充填
今回選んだのはこちら。シリコーンシーラントです。一応見た目を意識して黒に(笑)
簡単ですが、このように溝に充填していきます。シリコーンシーラントは流動性が低いので、流し込んだ後に重力でレベリングすることはありません。なので、形状をつくったら横にして硬化を待つだけで大丈夫♪
パテのように平準化させるべく、ヘラでならすのですが・・・無理です(笑)
すこしだけ湾曲した板でなんどもゴテゴテやりました(笑)。
〇完成
というわけで、装着して走行させると、タイヤはこのようになります。
要らない部分が一気に削れてなくなって、想定通りの二種異材のタイヤになるわけです。
なんだか、うまくいきすぎて気持ち悪いですが、これ、あきらかにグリップが上がって、操作性、滑りながらも前に進むことができるようになっています。
以上、どんどん沼にはまって、これならアリエクかなにかで安いドリフトタイヤを買った方が・・・となりそうですが、これはもう抜け出せない沼を楽しむしかありませんね(笑)
走行時の写真がないのが残念ですが、今度息子に操縦させて写真を撮りたいと思います。
それでは、ゆんゆんたいやふぁくとりーより、第二報でした(笑)