yunyun-fighter’s diary

群発頭痛と闘いながらも一生懸命子育てに仕事に、夢を追いかける人生のブログ。

子供のおもちゃの直し方!プラスチックが折れたとき…をご紹介★

はーい、こんにちは、ゆんゆんふぁいたーのお時間です♫

今回は、子供がいたら確実にやってくるおもちゃの修理をお届けします。いつもやっていますが、この強度が重要!ということでご紹介★

 

●今回の患者

今回の患者さんはパウパトロールのマーシャル!

無惨にも左前足の切断です。パキッと折れたせいで断面同士ピッタリ隙間なく合わせられます。
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通常やりがちなのが、断面に瞬間接着剤を塗布して接合するという方法。

ただ、それでは大概また折れてしまいます。そこで今回は強い接合方法で直します。

 

●準備したもの

とりあえず準備したのは以下の通り。


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・リューター(先端は色々用意)

・M2サイズのタッピングねじ

・ドライバー

・エポキシ系接着剤

 

●作業

まずは患部に、穴を開けます。

センターに真っすぐ開けましょう。これが接合時の骨が入る部分になります。穴径は用意したタッピングねじより少し小さめにします。
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同様に足側にも開けますがこちらは用意したタッピングねじより2周り大きめにします。
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ここでは真っすぐに開けることと、破損断面を壊さないように注意します!

 

ここまで来たら、身体側にタッピングねじを締め込みます。これが骨の役割をしますので抜けないように締め込みます。f:id:yunyun-fighter:20230130214744j:image 

 

ねじを締め込んだらねじの頭をリューターに付けた切断砥石で切り落とします。
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このとき、ねじが高温になることで締め込んだ穴の周りの樹脂が溶けることがあるので一気に切らないようにしましょう。意外と金属の切断は発熱がおおきいです。

 

はい、切れました!上記の注意をしていてもねじの周りのやや樹脂が溶け気味ですね。この程度ならなんとかなりますがカッターで切り落としました。
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足側の穴もうまく掘れたら試しに合わせてみます。ここで隙間ができてしまう場合は足側の穴を拡張します。
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綺麗に合うように加工が済んだら接合します。

ダイソーのエポキシ系接着剤を適量出して混合します。
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今回は断面に塗るだけではなく、骨の周りを全て接着剤で包む必要があります。必ず穴の中まで充填します。
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●完成

あとはしっかりと合わせれば完成!

下の写真では撮影の関係上、隙間がありますが、隙間なく接合してからテープで固定します。

周囲にはみ出た接着剤は固まる前に除去しましょう。


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いかがだったでしょうか?これでかなりの強度が出るのでなかなか折れにくくなったと思います。

曲げに対しては骨の追加が効き、引張に対しては断面と接着面積の増加が効く、とういう狙いです。

 

接着面積の少ない接合はなかなか強度が出ませんのでぜひお試しくださいね★

 

ゆんゆんふぁいたー