こんにちは、ゆんゆんふぁいたーです。
本日は、エアロ修復最終段階、塗装編を紹介いたします!エアロやボディ補修について最も難易度が高いと思われる工程であり、ここが上手くできないから皆さん手を出せないのではないかと思います。
ゆんゆんふぁいたー的にもそこは同じですが、80点でいいと最初から決めてかかれば、直さずテープだらけよりはマシ、お金や日数もそれほどかからないというメリットを享受できます。
さて、昨日サフまでは完了しておりましたフロントエアロは以下の状態です。
今回の塗装プランですが、損傷を修復下のは約半分、サフも半分程度載っています。ですので、残り半分は色の塗装は無しの予定です。
ただ、半分だけ塗装すると、見た目に半分だけ雰囲気がかわってしまうので、クリア塗装は全体にします。
サフ:損傷部
211ブラック:半分程度
クリアー:全体
以上の重ね塗りにします。車体色の211ブラックは調色が必要なスプレー缶なので、少しケチりました。また、最後の仕上がりに響くクリアーはイサム塗料のウレタンクリアーです。
なお、塗装する面は絶対に足付けが必要ですので、元の塗装のままの面も800番のサンドペーパーで軽くこすっておきます。
完了したらブレーキクリーナーを使って脱脂します。ゴシゴシやると溶けますのでかるーくね!
そしたらスプレー缶を温めます。お湯につけておくのが一番です。スプレーの噴射力が安定します。
温まったら何度か重ね塗りしてサフが見えない様に塗ります。このとき、スプレーのボタンは塗装面外でON-OFFします。うまく塗る秘訣です。
塗れたら今度はタレスンで仕上げます。タレスンとは垂れる寸前の塗装厚で塗るということです。塗装面と缶スプレーを近づけ、重ね塗りできないくらいに厚くぬります。そうすることでヌメっとした艶がでます。
この程度まではクリア無しでも艶が出ます。当然、メタリックやマイカはクリア塗装が必要ですが、無しでもここからコンパウンドで仕上げすればピカピカになります。
ですが、このJZX110マークⅡはブラックマイカ211という色で、クリアを必要とするので、ここからクリア塗装をします。
ちなみに、普通のアクリル系スプレー缶クリアーを重ねる場合、下地の塗料もクリアーのシンナー成分で溶けてしまいます。確実に仕上げるなら数日乾かしたほうがいいです。
今回は上記の日数がかけられないことと、塗装の被膜の強さを要するので、イサム塗料のウレタンクリアを使用します。
こちらも温めます。ウレタンはたれにくく、塗膜も安定するし噴射も細かいです。アクリルラッカーのようにたれを気にせず積極的に塗りましょう。たれてもウレタンなら削れますからね!
ちなみに、ウレタン塗料はウレタン塗料に直接厚塗りするとちぢみが発生します。
元の塗装面が残る部分には最初にうすーく捨て吹きしましょう。それが乾いてからスタートします。
若干ゆず肌…ウレタンは一度開けたら缶の中で硬化しますので、もう戻ることはできませんから進むのみです。
というわけでできました!
乾燥ではなく硬化なので暖かい日はすぐにかわきますね!
磨き無しでもこの艶!ウレタンは確かに高いですがその価値はありますよ!
修復を行った部分が一番キレイかもしれませんね!
反対側もつやつや!
数時間硬化を待って、取り付けてみたらもう!とってもキレイ!ドリフト車両ならこれで十分!
ただ、来週まで待って硬化したらポリッシュします、せっかくですからキレイに仕上げたいですもんね!
さて、
今回かかった金額ですが…
FRP樹脂:2000円のうち200円分位
FRP硬化剤:在庫品(1000円くらい)
FRPマット:在庫品(500円くらい)
ポリエステルパテ:1500円
サンドペーパー:在庫品(200円くらい)
211ブラック:在庫品(2000円くらい)
サフ:在庫品(800円くらい)
ウレタンクリア:2500円
以上となります。結局払ったのは6000円ほど。ポリエステルパテや樹脂は10%くらいしか使ってませんので残ってますが、メインの塗料は在庫品、ウレタンクリアは使い切りなので、正味6000円でしょうね。
爆安エアロでも修正してから塗装したらもっとかかりますので、修復が一番コスパ良しですね!
以上、2週間で完結しましたエアロ補修でした!
ゆんゆんふぁいたー