はーい、こんにちわ、ゆんゆんふぁいたーのお時間です。
前回お送りしたヘッドライト外し、引き続いて、ヘッドライトリフレッシュです。
現状はこのお化けのようなのりもの・・・。
ソアラってヘッドライトなくなるとマジで怪物ですよね!!
ナマズ系の生物であることは間違いなさそうです(笑)
そんなソアラ愛が止まりませんので、今回はヘッドライトリフレッシュを実施します。
○現状
まずは手術台に運んできたヘッドライトたち。
すでに前オーナーの手によってウレタンクリア塗装がされている状況です。ツヤはありますし、致命的なくもりもありません。ただ、ただひたすらに、きばんでいる・・・
←映画「君の名は」より(笑)
○作業順序
今回の作業は適当な黄ばみ取りではなく、ガチ研磨で黄ばみを取り除いてから、再度表面が透明になるまで研磨、その後ウレタン塗装です。下に順を追って記載!!
①360番の耐水ペーパーで表面全体を削る
②600番の耐水ペーパーで360番の削り跡を消しつつ削る
③800番の耐水ペーパーで600番の削り跡を消す
④1000番の耐水ペーパーで研磨
⑤1200番の耐水ペーパーで研磨
⑥1500番の耐水ペーパーで研磨
⑦粗目コンパウンドで研磨(電動でやります(笑))
⑧洗浄&脱脂
⑨ウレタンクリアで塗装
⑩乾燥後車体に戻す。
今回はここまで。表面は塗装後、波打っていますので再研磨をいたします。ただ、完全硬化まで1週間は必要なので、今回はご紹介できません。実施後アップします。
○削り作業
まずは360番からスタートです。
一気に真っ白になります、ビビらずいってください。ここでビビってはいけません。
黄色い液が出なくなるまで、どんどん削りましょう。途中、水をかけながら実施するとサンドペーパーの詰まりがなくなり、良く削れます。
ふき取ってあげると、こんな感じ。濡れていてもすりガラス状です。きれいにできるか心配ですね~!
縦方向と横方向でランダムに擦りまくって、傷が一方向にならないようにします。
次は600番でこすります。360番ではかなり深い傷が入っていますので、それを消すようにします。一つ前の番手のサンドペーパーの傷を消しながら削る、これが鉄則だと思います。
○研磨
このあたりから、削りが目的ではなく研磨して表面を透明にしていくということになります。サンドペーパーは800番です、すこし、透明感がでてきましたね!!
この辺りでそのままウレタンクリア塗装をするという方もいらっしゃりますが、出来上がりがわからない状態で塗装をして、無駄にしたくないため、さらに研磨します。
次は1000番で研磨です。全体的に白いですが、最初の状態から比べると黄色さは減っています。
ここで、1200番で研磨します。このくらいの番手になると水にぬらすとすでに透明になります。ここで大きい傷を見つけた場合は一つ、または二つ前の番手から再研磨するとよいです。
最後、1500番で研磨です。白く濁ってはいますが、黄ばみ自体は減少、透明感も若干ありますね。
水にぬらすと下の通り。
水にぬらした状態で、見える傷や、曇りは塗装しても消えませんので注意です。
ここからコンパウンド磨きです。最後に塗装しますので、鏡面まで仕上げてはいけません、粗目で透明具合を見るくらいで十分です。
下の通り、透明感でました。細かい1200番~1500番のサンドペーパーの細かい傷がまだありますが、そこはウレタンクリアで埋まると消えますので、足付けだと考えてこのくらいの研磨にします。
○塗装
塗装前に、上部のゴム部はマスキングします。
理由としてはゴムの細かい粉が塗装中にヘッドライトに落ちないようにすること、ゴム部にウレタンクリアが付くと、ベタベタになって表面性状が変化するため、です。
まわりは風よけを配置、地面からはできるだけ離しましょう。とにかく砂やほこりが付くのを避けます。
それでは塗装、使用したのはイサム塗料のウレタンクリアです。ソフト99より若干安いですよね。また、使い方も簡単です。24時間で使えなくなるのは同じですが・・・。
まずは捨て吹きです。
いきなり分厚く塗ると、ヘッドライトの透明樹脂のポリカーボネートを侵し、ひび割れることがあるからです。うすく、パラパラ吹きましょう。
数分まってから、じっくり吹いていきます。ウレタンクリアは粘度があり、ある程度の厚みでもたれません。また、アクリル塗料とは異なり、厚く吹いても内部からの揮発が無いため、ワキが発生しません。
表面張力で滑らかになるくらいに吹き付けます。これをレベリングというそうです。最近塗装関連の仕事で用語をいただきました(笑)
塗装完了です、いかがです??結構きれいではありませんか??
反対もこんな色具合!!きれいですね!!
○装着
早速車両に取り付けて、JZX110とJZZ30の個人宅コラボです!一人でコラボできちゃうのはとっても嬉しいですが、運転手が一人なのでこの場所だけです(笑)
そんなこんなで、なんとかヘッドライトリフレッシュが完了いたしました。
○まとめ
古い車のヘッドライトの黄ばみは気になりますよね。最近のクルマはLEDや光軸モーターなどが付属するため、ヘッドライトも高額です。黄ばまない対策は必要ですが、それは本当はメーカーがやること。2021年になっても全く対策しないのは、古く見せて買い替えさせたいから?といわれるほどですが、あながち嘘でもないでしょう。
現在売られているような車なら、すぐ似たようなエコカーが新車ででますので、買い替えればいいんですよ。ただ、このソアラやマークⅡのような、FRパッケージやターボエンジンをまとったクルマはもう出てこないでしょう。その証拠に中古車がとんでもなく高騰しています。
ヘッドライトのリフレッシュは今回の作業で約4時間ほど。塗装やサンドペーパーを用意しても3000円くらいです。これできれいを維持できるなら安くてらくちんだと思います。
毎月カー用品店の黄ばみ取りをコツコツやってる皆さん、無駄にお金を使わず、このように塗装が一番だとおもいますよ。
皆さんご参考くださいませ☆彡
ゆんゆんふぁいたー