こんにちは!ゆんゆんふぁいたーです。
やっとデフマウントの交換も終え、我がJZX110が完調だぁ~と長い長い梅雨を送っていたゆんゆんふぁいたーですが、この梅雨の間に気づいてしまった、エアコンの不具合について、修理したいと思います。
○不具合内容
①エアコンの風を前向きにしているにも関わらず、フロントウィンドウへ冷気が出ていて、窓の外側が曇る。
②エアコンの風向きモード切り替えを押しても風の出る場所が変わらない気がする。
○原因は?
エアコンのモード切り替えはダッシュボード内のサーボモーターがおこなっていること、画面上では切り替えができていること、の2点から、エアコンのモード切り替えダンパーサーボモーターに不具合があると断定。
以下の写真の通り、画面上ではモード切り替えができていることになっています。
○修理
さて、修理をします。まずはサーボに辿り着きましょう。
助手席のグローブボックスをはずします。
下の写真の青まるの位置の、上側3か所のねじを外します。
その後、下側の青まる部の2本を外します。
取り外すとこんな感じです。意外とスッキリしてますよね!余計な配線はETCくらいのもので、あとは過去に色々ついてたのを無くしました。ゆんゆんふぁいたーが社外メーターが嫌いなのは、この辺りの配線が増えてしまうことも理由の一つです。
で、問題のヤツはここ…同じような見た目のやつが上や横に3人そろっていますので、この状態でエアコンONして、本当にこいつが死んでいるか確認しましょう。
いろいろやってみて、やはりこいつが動いていないことが確認できましたので、さっそくねじ3本を外してみます。ちなみに、ボタンを押すと一応動くのですが、なんか痙攣しているようで、モーターというより、位置検出のセンサが原因と直感でピンときました・・・。
はい、はずれました、このモータの軸には扇のような白いプラスチックに溝とピンがついていて、ピンは対面に見える溝に、溝には右に見えるピンが入るようになっていました。
外した位置関係でそのまま取り付けたほうがやりやすいので、とりあえずモータ軸位置に合いマーク入れときます。この手のモノをいろいろやっていると、あれっ??てなるときもありますので、このように先手を打っておきます。
摘出完了~~~~。ねじ一本無いツメのみで構成された樹脂力高めなボディ!!いやぁ、こんな樹脂設計ができるといいなぁ~。触った感じはPA66ですね。ちょっとファイバーはいっているかな。
はい、本当にねじありませんでした。ツメをひとつづつ起こすだけで分解完了です。さて、どう戦うかですが、グリスがまぁまぁついていて、しかも大きなギヤの裏側は位置検出センサです。
一度完全分解するとすると、通電性グリスが必要ですし、ばらばらにするなら一度脱脂しなければなりません。
悩んだ結果、とりあえず接点復活剤を位置検出センサ周辺にぶっかけることにしました。簡単ですが、意外と効果があることが多いです。
余計なところにかける必要はありませんので、この位置にブシュっと。いろいろなとこいぶっかけまくる人がいますが、何かを進めるときには問題となっているところをつかんで集中的に攻撃するべきです。
あれもこれもとやっては、結局変なところで逆に悪くなった時に気づきませんからね!
ふたを元に戻したら、そのままカプラを接続して、エアコンをONしてみます!!
モード切替を押してうごくのか・・・・・。
最初はやはり痙攣気味だったのですが・・・。写真の状態で何度か動かしたら正常に戻りました!!
全バラシすることなくうごいてしまったので、元通りに組み付けていきます。この作業の最大の難関はこのサーボASSYをつけるところでしょう。上記に記載したように二つの可動部を一度に接続する必要があります。焦らずしっかりと実施します。
できたら手前のねじをさっさと締めてしまいます。奥側は下の写真のように、短いドライバーが役に立ちます。アストロ行って買ってから作業がいいですよ。
というわけで、意外と簡単に治ってしまいましたが、今回の工具は以下の通り。短いマイナスはサーボASSYのツメを外すのに使用しました。
コンタクトスプレー以外は本当に誰でも持ってる工具ですね!!
ざっと紹介しましたが、作業に慣れていない方でも原因がつかめれば簡単にできますので、同様の症状となった方がいらっしゃったら、ぜひお試しください。
ゆんゆんふぁいたー