こんにちは、ゆんゆんふぁいたーです。
本日はこーちーらー★
そう、先日ご紹介したサルサエアーキャビンマルチホイールです。
こちらなんですが、テレスコピックハンドルの戻りが微妙に硬かったり、たまに上部のボタンを押しても戻らない、伸びても縮んでしまうときがありました。
下の写真の、側面のボッチが削れて、伸びたまま固定できなくなる現象は過去に体験済(その時はハンドルAssy交換)でしたが、今回はボッチの削れもなく、その症状ではなさそうです。
というわけで、グリスアップで直ると推測、分解整備することにしました。
◎ハンドル取り外し
下の写真のように、ハンドルは内面から取り外します。
ハンドル上側の固定は4本のトルクスネジ。透明な板で座面を保護しているようですね…たしかにこの薄さだとたとえポリカーボネートでもネジ座面から割れるでしょうね…
下側は1本のトルクスネジです。よくポリカーボネートの2本脚テレスコピックハンドルのサルサはここが割れますが、外側からネジ止めのせいでしょうね、サルサエアーは内側からなので、壊れないんですね!
ちなみに、内装がついていると狭いので短い工具を推奨します。ゆんゆんふぁいたーが使用しているのは下のようなビットソケットに6角レンチを組み合わせたもの。
あとはスプリングピンを打ち抜くちょうどいい。6角棒レンチがあれば分解可能です。ですので、今回の工具は下の一式に、ハンマー1コでおしまいです。
というわけで、トルクスのネジを5本外すと取り外し完了。
◎テレスコピックハンドル分解
ここからが、普通じゃないところ。リモワだってこわれたらAssy交換ですからね〜!
さて、まずはハンドル下部のトルクスネジを2本外しましょう。ここはかんたんです。
はい。かんたんですね。
次はハンドル側のスプリングピンを外します。外し方ですが、ストレートタイプの6角レンチを刺してハンマーで叩くだけです。向きはどちらでも大丈夫!
また、スプリングが効いている等ありませんのでもとに戻せますので安心しましょうね!
すると、なかから白い樹脂が出てきます。向きがありますので注意しましょう。
次は下側のスプリングピンですが、こちらは結構硬いです。抜き方はハンドル側と同じですが気合いれましょう。
はい、抜けました。
抜けると、白い樹脂が外れます。この白い樹脂がかなりキモですが、パイプ内の出っ張りを押すと片側のボッチが引っ込んで押さないと反対側が飛び出すようになっています。
そのため、テレスコピックハンドルの両面にこのボッチサイズの穴が一つずつ存在します。
今回のハンドルの不具合はこの部分の動作が渋くなったのが原因だったようで、ここにシリコーンスプレーを塗布することで動作が普通になりました。
あとは組み立てるだけ。
このように向きを合わせます、特に左右の向きを間違えやすいので気をつけましょう。
スプリングピンは下の写真のように木の板の上で丁寧に打ち込みます。
そこまでできたらもう一段大きいパイプに挿入しましょう。
ハンドル装着前に、棒と白い樹脂部品を取り付けます。
ハンドル側のスプリングピンも打ち込んだら完成。
元通りスーツケースにハンドルを戻して動作確認!凄く調子良く動くようになりましたー!
もともとひ弱なサルサエアーのハンドルですが、このように直せる場合もあります。
そろそろ保証の5年を過ぎているものも多くなってきてますので、その場合にはかんたんDIYで修理してみてはいかがでしょうか?
ゆんゆんふぁいたー