こーんにちわぁ、ゆんゆんふぁいたーです。
本日は、JZX系、JZS系みーんな持病のように発生する、純正ブレーキキャリパーのスライドピンのグリスアップ方法をご紹介します。
タイヤ交換ついでにできますので、ぜひ実施しましょう。
ちなみに、ゆんゆんふぁいたーはJZX100とJZX110を1台ずつ乗っていますが、すでにキャリパーとローターは6台分ぐらい買っています。なぜなら、スライドピン固着によるローターひずみ、ブレーキ片効きが発生したためです。
理由はおそらく効きを重視したパッドをつかていることと、フロントのホイールが重いということだと思います。その結果、発熱でスライドピンが固着してしまいます。
何度も交換した経験から、ここだけは普段メンテナンスをコツコツしています。
○同様作業が可能な車種
JZX90,JZX100,JZX110,JZS151,JZS171,SXE10等
それでは、実施方法!!
1.タイヤ外し
このとき、ジャッキアップは必ず両輪実施します。ハンドルが切れない状態だと作業性が悪くなり、失敗やボルトナメにつながります。
問題のスライドピンはこちら。上下に2本貧弱な奴がいますね!!
デカイモノブロックキャリパーならこんなことにはなりませんが、深いリムのホイールが履けなくなります。純正フェンダーパツパツで最大限のリムを履きたいゆんゆんふぁいたーとしてはその選択肢はありません。
2.準備物
そして準備するのはこちら、パーツクリーナーは何でもよいですが、12mm-14mmのメガネレンチは確実にストレートメガネにしましょう。安いオフセットタイプはナメの原因になります。特にこのスライドピンの部分はナメやすいボルトです。
あとは17mmの普通のレンチが良いです。
そして、重要なのはグリスですが、耐熱のシリコーングリスを推奨します。かなり高温となる部位ですし、ケチってもろくなことはありません。ホムセンではクレのシリコングリースメイトというグリスが入手できますのでこれが入手性と価格のバランスラインかと思います。
3.スライドピン外し
写真の通り、スライドピンはキャリパーのスライド部とマウントブラケットをつなぐようについています。取り外すにはスライド部をずらす必要があります。
とりあえずスライドピン部のボルトを緩めます。
ここではハンドルを目いっぱい切って、作業性を良くしましょう。
切れ角アップナックルが入っていると本当に楽ちんです。。
ストレートメガネとレンチはこのように使用します。絶対にナメたくないところではストレートな工具が必須ですね。
片方緩んだら、そのままキャリパーのスライド部を持ち上げてずらします。完全に外すとパッド部がずれたり、戻しばねがはずれるので、少しだけずらします
4.スライドピンメンテナンス
少しずらしたら、スライドピンが外れます。ブーツとじょうずに切り離して引き抜くと、内部の状況が確認できます。。
おお、これは普通ですね。
取り外した状態はこんな感じ。グリスがしっかりついていて、角リングもちゃんとついています、問題はなさそうですね。
つぎつぎ作業をしていったら、最後にとんでもないのがでてきました。
下の写真をご覧ください、グリス茶色いさびに代わってしまっています。固着まで時間の問題、という状況です。
こうなっていたら、スライドピンを脱脂した後サンドペーパーできれいに仕上げます。
角リングも見た感じ失われていますね。
まぁまぁきれいにできたら、シリコングリースを塗布します。たくさん塗布しても、余った分はブーツの中にはいるため、がっつり塗ってしまいます。
あとは元に戻すだけ。
5.チェック&その他確認
全て締め終わったら、動作確認とその他チェックです。
ブレーキを踏んで、問題なければ、足回りの干渉関連を戻す前に確認します。
切れ角アップナックルの入っているゆんゆんふぁいたーのJZX110はブレーキホースがかなり厳しい状態です。
下の通り結構突っ張ってますねえ。
とりあえずホースに干渉削れや、引っ張りによるひび割れがないか確認します。
そして、車高調との接触具合もチェック・・・完全に当たるんですよね。
そのためシリコンホースを車高調に巻き付けています。
大丈夫そうなら最後までやって終了!!
とりあえず予備のキャリパーの出番はありませんでしたが、やはりツアラー系のこのキャリパーは固着率高いですね!!!
定期的にメンテしましょう!!
以上、ゆんゆんふぁいたーのJZX110メンテナンスでした!!