はーいこんにちは、ゆんゆんふぁいたーのお時間です。
本日はこちら!!
1JZのオートテンショナーのベアリング交換です。過去にソアラの異音修理のため、テンショナー一式で購入したりした結果、中古のオートテンショナー一式が余りました(笑)
というわけで、そのままごみにするより、ベアリングを交換して予備部品としてとっておこうと考えたわけです。
○同様の作業ができる車種
・JZX90,JZX100,JZX110,JZS151,JZS171,等、1JZエンジン搭載車両
下の写真の通り、ベアリング自体はさびてきて、それこそ異音の原因になりそうな感じがします。
で、購入したのがこちら。なんとなくなめらーかー、でおなじみのNTN製ベアリングです。ヤフオクとかいろいろなところで1JZで検索すると出てきますので、それを購入しました。送料込み1000円以下です。直販サイトから買うより、探す手間が省けるので1000円で購入。ありがたい出品者(転売者?)がいるものですね。
個人的にはこういう転売はアリだと思っています。サンクス、出品者さん★
●必要な工具
で、用意したのがこちら。
圧入されたベアリングを外して、打ち込みますので、ボルトなどいろいろ用意しました。外す時には直径34mm弱のワッシャがあるといいのですがなかったので3Dプリンタで作っておきました。圧縮側なら、こんな作業にもつかえる、と判断しました。
3Dプリンタで作ったのは下の部品。数秒で設計できますね(笑)
プリントも20分。強度が欲しかったので充填率90%とかに設定しました。
●抜き取り作業
というわけでまずは取り外していきます。ボルトに挟みこむ順序は下の通り。
こんな感じですね。ナットでしめこんでゴリゴリ抜く作業です。
で、締めていきます。
ボルトには潤滑をしたほうがいいと思います。ゆんゆんふぁいたーのこのボルトはデフマウントの脱着でも登場したボルトですので、すでにヌルヌルベタベタに潤滑されています(笑)
下のように、ガンガン締めると、いとも簡単に圧入が抜けます。
音はカキン、カキン、といいながら抜けていく感じです。
途中で確認すると下のようにちゃんと抜けています。
圧入系ではかなり緩いほうですね。いままでで一番固かったのはフロントのテンションロッドのブッシュかデフマウント前側だと思います。
はい、抜けました。これくらいならたたいても抜けると思います。
今度は圧入するので、圧入面をきれいにしてから潤滑します。
これをやれば簡単に圧入できるレベルの圧入代です。そもそも相手がプレス部品なので薄い、ということも理由でしょうね。
はい、圧入するのはこちら。ぴかぴかですね。マークⅡもソアラも、いろいろなところについているベアリングをすべて新品に交換したら、気持ちいいんだろうなぁ~と感じます。
それでは圧入ですが、こんどは、36mmくらいのワッシャをつかって押し込みます。
そんなに力はいりませんので、取り外したベアリングを使っても圧入できるかと思います。
それではボルトを挿して、締めあげます。
ここでもコキン、コキンと音がしますが、ちゃんとまっすぐはいっていれば問題ありません。ひたすら締めると途中で硬くなります。そこが圧入完了のサインですね。
みためは下の感じ。ほぼベアリングがめりこむくらいになります。
というわけで、圧入完了です。
治具類を外して、見てみると以下の通り、きれいに圧入できました。
そんなに難しくない作業ですが、いかがでしょうか。ちなみにディーラーではベアリングどころかプーリーASSYも販売されていません。テンショナーASSY20000円強となります。
たった1000円のベアリングのために、世の従順なディーラー信者のみなさんは20000円の部品代と10000円の工賃を払っているわけですね。
新車に乗りたくなるのもわかります(笑)
古い車にのると金がかかるというのはこういうメンテナンスも当たり前に数万円になるからなのです。
今は古い車だってちょっとの工夫でこんなに安くメンテナンスできるんです。
心配になった1J乗りの皆さん、1000円なので変えてもいいと思います。
ゆんゆんふぁいたー