こんにちわ☆
ゆんゆんふぁいたーのお時間です。
本日はこちら、JZZ30ソアラのパワステポンプ交換を実施したいと思います。
まずは、前編として、今回は取り外し編をお送りします★
○同様の作業ができる車種
・JZX90,JZX100,JZX110,JZS151,JZS171,等、1JZエンジン搭載車両
○事前準備
まずはソアラをジャッキアップスロープに載せます。ポンプ交換でジャッキアップは不要ですが、途中でトラブルで腹下作業となっても対応可能なようにするためです。
それでは、始めます。
この下にあるのが、1JZのパワステポンプです。比較的上の方にあるので作業性はよいですよね。
まずは、いつもの通りインタークーラーのパイピングを外します。2か所止まっていますので、そこを外します。
つぎに、ラジエターのアッパーホースを外します。
あまりに繰り返しの多い作業なので、今回は割愛、簡単ですからね。ちなみに、手前側から外した方が良いです。エンジン側から外すと、オルタネーターにLLCが直撃します。しばらく匂うし、いいことありません。
事前準備としては、あとはバッテリーを外します。作業性の面で、パワステポンプとパワステタンクをつなぐホースの取り外しに邪魔になります。
◎パワステラインの切り離し
事前準備で作業空間を確保したら、ファンベルトを取り外して作業開始です。
ファンベルトの取り外し方は下のブログリンクを見てください。
まずは、パワステタンクからフルードを抜き取ります。ゆんゆんふぁいたーの場合はいつも注油用のデカイスポイト??のようなものをさしこんで吸引させます。
完全には抜けず、結局ホース内のフルードはホースを外せばでてきますので、まぁまぁで大丈夫です。
早速、低圧側のホースの取り外しを実施します。
ホース上部の継ぎ手のボルトをゆるめていきます。12mmのストレートメガネレンチが役立ちます。
次に高圧側のホースのバンジョーボルトを緩めましょう。
フレアレンチが最適ですが、そんな工具はないので、普通のメガネレンチで気を付けながら作業します。ちなみにサイズは22mm!!レアサイズですので気を付けましょう。
高圧側と低圧側の両方が緩んだら、まずは低圧側から引っこ抜きます。フルードが垂れ流しになるので、タオルなどを付近に準備しておきましょう。Oリングが噛んでいることもあり、少々硬いですが、真っすぐと引っ張ると外せます。
当然抜いたそばからフルードが出てきますが、低圧側のホースはやや動かせるので、上方に傾けておきましょう。これでほとんど漏れないと思います。
次に高圧側のホースです。
こちらはOリングによるシールではなく、バンジョーボルトと銅ワッシャーによるシールです。どんどんフルードが漏れてきますので。少しずつ緩めて、漏れが止まるまで流し続けます。タオルにどんどん吸収させましょう。
ある程度漏れがとまったらバンジョーボルトを取り外します。
銅ワッシャーを落とさないようにします。
外れたバンジョーボルトがこちら。まぁまぁ汚れていますので、装着前にパーツクリーナーで洗浄します。
こちらが銅ワッシャー。2つがつながったタイプですね。
○ポンプの取り外し
パワステポンプを止めているボルト2本を緩めましょう。左右2本ありますが、どちらもプーリーの穴から工具が入るように設計されています。
ディープソケットで作業するのがよいですね。トルクは高くはありませんが、かなり長いボルトが刺さっています。
ちなみに、写真ではオイルラインが繋がったままですが、ソアラのように古いクルマでは、ボルトやナット等が緩まなかった場合に作業ができなくなるので、まずはすべてのボルトを緩めてから作業しているためです。
それでは、ポンプの固定ボルトを外していきます。既に緩んでいるので、あとはクルクルと回し続けるだけです。ボルトを外してもポンプは落ちないので、そのまま引っこ抜いても大丈夫です。
ボルトを抜いたらポンプを上方にずらし、ある程度動いたら斜めに取り出します。下の写真のように、右手前方向に引っ張ると綺麗にはずれてくると思います。
はい、取れました。外れたポンプにはプーリーが残ったままになっておりますが、購入したポンプにはプーリーがついていないので移植しなければいけません。
ポンプが外れた状態は下の状態。
ブラケットは残ったままになりますので、装着位置がわかりやすいですね。装着前には、カラーの位置を戻して、周辺をきれいにします。
問題のポンプにくっついているプーリーの取り外し方ですが、以下のように、プーリーの穴を上手につかって緩めます。
前回エアコンのコンプレッサーのプーリーはベルトレンチで外しました。
が、今回のプーリーにはデカイ穴があいていますので、これをつかえば楽勝です。
適当にジャッキスタンドの棒を穴に差し込んで、間に転がっているタイロッドをはさめば簡易SST!!!楽勝で緩みました。
緩んだらあとは外すだけです。
プーリー自体はポンプから簡単に抜けます。25年くっついていたとは思えませんね(笑)
というわけで、お送りしてきましたソアラのパワステポンプ交換の取り外しは完了いたしました。
通常、パワステポンプはリビルト品を購入すると思いますが、必ず取り外したコアの返却が必要となります。
ここまで実施してからポンプを手配するのがベターですね。
それでは、次回は取り付け編をお送りしようと思います。
ゆんゆんふぁいたー