はーいこんにちは、ゆんゆんふぁいたーのお時間です。
今回は、このブログにもたびたび登場する3Dプリンターが故障したため、修理にトライをしたので報告しようと思います。
○QIDItech製X-smart
2020年末に購入した3Dプリンター。なんともう3年もたつのですね・・・たくさん使っていて、いままで不具合無しだったのですが・・・・。
○故障状況
スイッチを入れても、プリントヘッド温度が270℃を示して、ファンが全開のままとなってしまいます。
ノズルの温度計測が正常出ないと、加温できないので全く印刷出来なくなります。
○故障チェック
故障チェックの方法は結構簡単です。
熱電対を外して、数値が変わるかチェックすることと、熱電対が繋がるアンプ側をショートさせて数値が変わるか見る、ということです。
まず、ヘッドに繋がるリボンケーブルを外します…数値は変わりません。熱電対に問題はなさそうですね。
次に、下の写真のようにリボンケーブルの端をショートさせます。
これで数値が変わればマザーボードでは無い、と分かるのですが…変わりませんでした。
ほぼマザーボードの死亡で確定です。
○修理方法検討
修理をqidiにメールで確認すると、マザーボード交換12000円…高いですね(笑)
ということで、マザーボード上のチップ交換を検討。
熱電対のアンプをマザーボード上で探すと…
ありました!max6675ですね!
これを交換すればイケそう!
○購入したもの
MAX6675の温度アンプ搭載のモジュール基板です。アリエクなら数百円です。
まず邪魔な端子を取り除きます。
下準備は完了!ここから臓器移植に移ります!
○工具
工具はそんなに要りませんが、2点だけはしっかりしたものが必要です。
1.ヒートガン
2.ピンセット
これだけで多分作業可能です。
〇作業
まずは手始めにドナーから素子を取り外します。
はい、取れました。
次に患者の腹下を開けます。
ここにマザーボードが載ってます。
これがマザーボード!
じっくり探すと…これですね!
同様にヒートガンで温めます。
はい、取れました!簡単です。
パターンが損傷してないか確認し、ハンダも残っているかチェックします。
そうしたら、素子を丁寧に位置合わせして、載せます。
再度加熱!これをリフローといいます。
完璧にくっつきました!
はんだごてを使わずに簡単に表面実装の素子の付け替えが完了しました。
〇結果
という訳で、交換完了したのですが…まさかの熱電対の数値は1100度を表示してます涙。
おそらく違う部分に不具合があるのですが熱電対アンプが直ったので正確に不具合を出せるようになったみたいです。
これはあと1回なにかすれば直りそうな予感…乞うご期待!
ゆんゆんふぁいたー