こんにちわ、ゆんゆんふぁいたーのお時間です。
本日も3Dプリンター!!週末のタイヤ交換のために、ちょっとラクできるグッズを製作します。
その名は・・・
ビードヘルパー!!!
○ビードヘルパーとは
ええ?ビードヘルパー(bead helper)って何??って方。
他の名称には、「ビードキーバー(bead keeper)」、「ビードバディー(bead buddy)」というのがありますが、まぁ、これでわかる人はそもそもビードヘルパーでわかりますよね(笑)
どんな時に使うのか・・・それは下の写真を見てください!!
そう、タイヤの手組み時です。この、青いクロックスの代わりをやってくれるものとなります。
タイヤの手組み時にはビードがホイールのフランジにくっつかないように、くびれ内に落ちている状態をkeepできるように足で押し込み続けます。
かなり雑に踏みつけているように見えますが、やったことあるひとならわかる絶妙な角度で足で踏んでいます。
それは下の写真でわかりますね。下の写真ではタイヤは半分はかなり奥まで落ち込んでいます。そう、ここに入ってないと組めないんです。
わかっていただいた通り、ビードヘルパーってのはタイヤ手組みをするにあたっての3本目の腕となり、タイヤ組み込み時、ビードがホイールリムのくびれに入った状態を保持するものです。
○買う?作る?
で、それって売ってるのってはなしですが、前回のビードブレイカーの先端と違って結構売られています。ですので、普通に「買う」という手段も考えましたが、3Dプリンターがある家で、そんなに何でも買っていいのか?と自問自答を繰り返し・・・www
作ることにしましたorz
ちなみに市販品は下の通り2種類あります。
まずは、ただ挟むだけのモノ。タイヤの締める力がかかりますので、基本的にはこれで十分なはずです。
そして、こちらは、ねじで締めこんでホイールに固定できるもの。
○モデル設計
それでは、まずはいつものFREECADで設計を始めます。
いろいろ画像検索して、寸法をざっくり決定、ん~あとはJISでホイールのリム形状はきまってますので、それも見てきめました。たぶん大丈夫、たぶん大丈夫、と。
ちなみに下の図の○の部分はただの肉抜きです、意味はありません。
ここまでできたら、あとは3Dプリンターのスライサソフトにぶち込みます。
今回もPLAで作るのですが、
レイヤ:0.3mm
表面レイヤ数:5層
インフィル:20%
サポート:なし
にしました。治具というか、工具ですから早く作れて丈夫ならなんでもよいですので、レイヤーは雑に、表面レイヤ数は多く、という感じですね。
○完成
というわけで2時間ほど待つと・・・完成。
ほんとに一瞬ですね。3Dプリンタは、無駄な精度や不要な充填を望まなければすぐに作ってくれます。皆さんも、本当に必要な精度、充填を見直すことでかなり実用的になると思います。
ホイールに装着!!
適当にビードをおとしたホイールにつけるとこんな感じです。
結構イケましたね!!あとはタイヤを脱着したいと思います。追加いくつか作ろうとは思いますが・・・
上から見るとわかりやすいですね。
しかもこれ、組付けだけでなく、取り外しにも重宝します。
というわけで、ほんじつはビードヘルパーの自作についてお送りしました。
ゆんゆんふぁいたー