yunyun-fighter’s diary

群発頭痛と闘いながらも一生懸命子育てに仕事に、夢を追いかける人生のブログ。

乗用玩具野中製作所製ベンツSLSのタイヤ交換!3Dプリンター製タイヤで再起できるか?

こんにちは、ゆんゆんふぁいたーです。

 今回は、先日の3Dプリンター導入から数日、ちょっとなれたところで、いきなり実用部品を制作したいと思います。

それは・・・・

 

じゃじゃじゃーん!!下の白いベンツのタイヤです。

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○背景

 こちらのブログでもお伝えしたように、相当走りこんでおり、リヤタイヤはドリフト&サイドターンのし過ぎで擦り減って極薄になっておりました。

yunyun-fighter.hatenablog.com

 

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ということから、今回はこちらを交換するタイヤを制作しようと思います。

 

 

○取り外し

このベンツのタイヤですが、ほかの野中製作所のミニクーパーなどとは異なり、タイヤに、軸が直に刺さっているだけというものです。一応スプラインはありますが、取り外しは、力業以外ありません。

ちなみに、ホイールに見えるめっき部分やブレーキは外せますが、軸からタイヤを外すには至りません。

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 で、実際の外し方は、このタイヤの外側半分をひねり取ってから、内側をゆっくり抜く方法が一番早いです。当然、一度外したら戻せませんので、そこは注意ですね。

外側をひねり取るときは内側タイヤの軸付近を、バイスクランプで挟んで、タイヤを回せばOKです。一般成人男性なら簡単に取れるくらいの力です。


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はい、こんな感じでとれました。・・・・反対側がもう交換されている!!という突っ込みはおやめください★(笑)
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次に内側のタイヤ半分の外し方ですが、無理やり引っ張ると反対側のタイヤが外れてしまいます。よって、ここは加熱で行きます。ガスバーナーで軸まわりの樹脂部分を集中的に温めます。あまりやりすぎると燃えますので、適度に、適度に、ですよ。
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あったまったら、ウニョーっと取れますのでゆったり引っ張ってください。とちゅうで硬くなったらまた加熱、その繰り返しできれいに外れます。
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はい、きれいに取れました!!
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○新タイヤの設計

今度は3Dプリントするタイヤの設計に移ります。

使用するCADソフトはFREECADというソフト。普段ゆんゆんふぁいたーはSolidworksをつかっていることもあり、いくつか試したなかで一番それに操作が似ていたソフトを使用しました。
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 外径はφ135、タイヤ幅は60くらい、あとは企業秘密☆彡

適当に作図して、肉抜きしました。

このくらいの見た目で、充填率20%で材料使用量は165gとなります。

表も裏も相当にえぐって、深リムにしてやったんですが。。。。
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○3Dプリント

使用したプリンタはQidiのx-smartです。

したのブログで解説しております。

 

yunyun-fighter.hatenablog.com

 

 

yunyun-fighter.hatenablog.com

 

とりあえず、下はだいーぶ印刷がすすんだ後ですが、総印刷時間は9時間強でした。

充填率は20%、レイヤは0.3mm、材質はPLAです。
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両面深リムなので、当然サポートが追加されます。アミアミの部分ですね!
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○取り出し~サポート除去

はい

完成!!午前からかけて、夜終わりました~なんとか子供の起きている時間に終わってよかったです。
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完成したタイヤはこちら☆彡かなりきれいですね!!サポートが無い面は上等な仕上がりになります。逆にサポートがついている面は多少仕上がりが悪いです。
見た目を重視するなら、その重視する面を上面に持ってくるべきでしょうね。今回のベンツのタイヤはサポート量を減らすため、内リム側が上面なので、ソレとは反してます


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そのサポートがついた面は下の通り。これをとるのがめんどくさいんだよな・・・・と会社の古い3Dプリンタ経験からおもっていたら・・・。
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 パリパリポロポロ・・・・めっちゃ簡単に取れます。
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子供がちぎってもきれいにとれるということは、やはりサポート技術が向上しているのでしょうね!!しかもかなりとった面もきれいになっています。
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できあがったタイヤはしたのサイズ。外径φ135はこの3Dプリンターではほぼ限界サイズですね・・・。でも10時間もノンストップで動き続けることができるということに感動です。ちょっとうるさいけどね。

アパート暮らしではたぶん寝れません・・・。
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はぁーい出来上がり。マル感というのがつたわるかわかりませんが、若干かくかくしたマルなんですよね。これはSTLファイルの再現度がひくいせいなのか、3Dプリンターのせいなのかわかりませんが、FreeCADではSTLファイルの再現度を変更できません。

ソコを変更できれば丸ーくなるかもしれませんので、またマルモノをプリントするときには違うCADでSTLファイルの再現度をUPさせて実施したいと思います。
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○装着

 装着時は熱溶解樹脂であることを上手に利用して、軸を加熱してからぶっ指します。

タイヤ側の穴サイズはじっくり吟味して、作成したので、熱しないと絶対はいらないし、熱すれば何とか入る、そんな内径にしました。

夜の作業ですので、火が良く見えますが、日中は見えないので本体を燃やさないように気を付けましょう。


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両側装着完了!!片側が少し使ってあるのは、片側だけ制作して、試走してからもう片方を制作したからです。

んんん~なんだかスケボーみたいですね(笑)
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装着後の見た目はこんな感じ!!!
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 いかがでしょうか???

ちょっと車高がきになりますが。いかにも最近のドリ車感がでてよいのでは??

単純に色だけだろ??って感じですが。今度は車高を下げるか、隠すふぇんだーを作ってあげたいと思います。

 

同様のタイヤが欲しい方、制作方法が気になったかたは是非コメントくださいませ☆彡

それでは!!

 

ゆんゆんふぁいたー