はーい、こんにちは、ゆんゆんふぁいたーのお時間です。
本日は、こちら!夏といえばプール!(まだGWですけど)にまつわるこの課題を3Dプリンターを駆使して解決していく!!という内容をお送りします。いわゆるGWの適当DIYです(暇つぶしともいう)。
○課題
ゆんゆん家ではこのサイズのプールを運用しています。結構おおきいのですが、昔と違い、電動ポンプで空気の出し入れができるので、2分ほどでエアは入るし、綺麗に抜けて片付けられるので、かなり楽に運用できています。
水を入れるときはゆっくりと前日に入れるので時間がかかっても苦になることはありません。でも、さて片付けとなると水抜きが必要なのですが…
これ!!!!
ズームで見ると…
底の水抜き用の栓を開けても水圧で全く抜けません。当然ですよね、とんでもない量の水が底を押し付けているわけですから・・・。
いままで、ここになにか挟んでみたり、ホースをさしてみたりなどいろいろ考えましたが、底に残ってしまう量が多いと結局プールは人の力ではひっくりかえせません。
○策案
というわけで策案です。
プールの底から、垂直に水が落ちた後、90度向きを変えて、その先ホースに接続するような形状を考えました。
圧損を下げるためには、太いホースを使いたいのですが、ここでも厚みが非常に重要となります。厚くするとその高さ分排水口が盛り上がり、最後のほうは水が抜けません。
よって、外形18mmホースを2本接続できるようにしました。
○設計
設計は最近使い始めたFusion360にて実施。
仕事で使っているSolidworksに操作感が近く、さらにサーフェスモデリングにも対応していて本当に使いやすい3DCADです。
さくさくさく~っと設計したら、あとはいつも通り造形します。
○3Dプリント
3DプリントはいつものQidiのX-smartにて実施します。
最近つかっていて思ったのですが、内部のインフィルのパターンをGYROID(ジャイロイド)にすると造形時間がかなり短縮されます。
今回も5時間ほどでできあがるという俊足っぷり。
材質はPLAにしました、高温下で使用することはありませんので。
できあがったら意外と分厚い・・・。この深さの水は残るということになります。。。
内部の水路はよくできています。多少サポートは残っていますが、実用上問題ないでしょう。
○試用テスト
取り合えず手持ちのホースの切れ端をぶっさしてみました。
穴径は上々!!さしてさかさまにしてもも抜けません。
それでは、プールの下に仕込んでみます。
厚みが薄く作ってあるので、差し込むときもそれほど苦になりません、また、プールに傷つけてしまうこともなさそうですね!!
そして、栓を開けると!!!!抜けました!!水が!!
ホースが1本しかなかったので、まずはお試しですが、理屈上、この2倍の水量が普通に出ることになります(写真時の水深は10cmほどなので水圧低め)。
これなら何とかつかえそうですね!!!
やはり最後のほうになると、この厚みが影響して抜けにくくはなります、改善するならさらに厚みを薄く設計する必要があるでしょう。
○まとめ
とりあえずで課題の対策として作成した水抜きガイドですが、思いのほか簡単に効果が出たのでちょっとうれしく感じました。
ですが、そのあとちょっとの残る水も抜きたい!!!!!と考え、以下のような改善案を検討中です。
ここまで薄くすれば残る水は少なくなり、容易にひっくりかえせるようになります。
次のプール登場となるタイミングまでに、作成しようと思います。
というわけで、2023年GWの3Dプリンタでなに作ろう・・・でした。
ゆんゆんふぁいたー